情 報
50,000本の花で描かれる東京花歌舞伎 「TOKYO FLOWER CARPET 2022」
「TOKYO FLOWER CARPET 2022」では、江戸時代に一世を風靡した浮世絵師 歌川国貞(三代目豊国)が描いた歌舞伎絵(役者絵)を、50,000本のカーネーションを使い、巨大な花絵「花歌舞伎」として現代に甦らせ、行幸通りが花の絨毯で敷きつめられます。総合監修は、花歌舞伎を生み出し、世界各地で作品を創り続ける花絵師の藤川靖彦。
「TOKYO FLOWER CARPET 2022」は、東京都の大規模文化事業助成の一環として開催され、世界に誇れる文化、アートを、東京から発信することを狙いとし、日本、そして東京の中心である行幸通りから、これまで体験したことのない、東京の新しい感動を発信していきます。
花絵は市民参加者みんなでつくる参加型のアートです。「TOKYO FLOWER CARPET 2022」では、事前に募集した200名の市民参加者とともに、48m2(6m×8m)の巨大な花の歌舞伎絵を5枚つくります。作品テーマは“トウキョウ リスタート”。コロナ収束への期待が膨らむ2022年。新しい出会いと発見。新しい希望、感動そして喜び。時代を刷新(アップデート)するための合言葉“トウキョウ リスタート”を掲げ、今春東京から始動します。
「TOKYO FLOWER CARPET 2022」でつくる花歌舞伎作品は、江戸時代、一世を風靡した浮世絵師 歌川国貞(三代目豊国)の代表作「今様押繪鑑」シリーズから、竹抜五郎・白拍子櫻子・快童丸等の5作品を選び、花絵師の藤川靖彦が、花絵作品用にリデザインしました。
また今回使用した花は再資源化を行い、再生紙による「お花のスケッチブック」として生まれ変わります。「お花のスケッチブック」は、障がい児童のアートエデュケーション支援として、東京都の特別支援学校に寄贈しています。この活動は2018年よりスタートし、現在までに8,000冊のスケッチブックを、東京都立の特別支援学校57校に寄贈しました。そしてこの「お花のスケッチブック」に描かれた絵は、再び花絵として描かれ、また「お花のスケッチブック」として生まれ変わります。