旧武笠家表門 : 浦和くらしの博物館民家園

埼玉県文化財・史跡

★★★★★
0件
 
この門は、市内三室で代々農業を営んできた武笠家から旧浦和市が寄贈を受けたもので、平成6年度に移築復原を行いました。
寄棟、茅葺きの長屋門で、正面13.76メートル、側面4.55メートル。
中央の間を戸口とし、右端の一間を仕切り床張りとしている以外は、土間となっており、正面中央の2本の門柱は平角で門構えを作っています。
通例の長屋門に見られる「立隠(たちがく)れ」(門構え部分が中に入り込む)はなく、また、門扉が両開きの引き分け戸で、右側の戸に潜り戸がついています。
武笠家では、正規にこの門を開くのは婚礼や葬儀など特別の日に限られ、日常は別にあった通用門を用いたといいます。
また、この門は長屋門の役割を備えながら作業場となる広い土間を持っており、一農家の生活に即した機能性の高い建築といえます。
天明3年銘(1783年)の護摩札が確認されていること、また、土台がなく地覆(じふく)(蹴込(けこ)み土台)であることや梁(はり)の仕上げ、小屋組などからも江戸時代後期の建築と考えられています。
市内にいくつか見られたこの形式の長屋門の代表例といえます。

レビュー

 

訪れたらレビューや写真を投稿しよう

 

詳しい情報

名前旧武笠家表門 : 浦和くらしの博物館民家園(きゅうたけがさわおもてもん)
カテゴリ文化財・史跡
住所埼玉県さいたま市緑区下山口新田1179-1
建築年 江戸時代
[江戸時代後期]
棟数 1棟
入場料 無料
関連サイトhttps://www.city.saitama.jp...
最寄り駅JR東浦和駅
交通手段
営業時間9時から16時30分
定休日月曜日(休日を除く)、休日の翌日(土曜日・日曜日・休日・休館日を除く)、年末年始(12月28日から1月4日)
(補足)休館日は変更することがあります。
電話番号048-878-5025
駐車場ある

※情報は最新のものでない可能性もございます。サイト利用者全員で作るデータベースという性質上、情報の正確性は保証されるものではございませんので、訪れる際には事前にご本人様でご確認ください。

Googleマップで確認