情 報
兵庫県姫路市、高砂市、加古川市周辺で作られていた「高砂染」は、名勝として名高い「高砂・相生の松」をメインのモチーフとした松枝の模様の上に、「尉と姥」伝説由来の吉祥紋の型を重ねる、珍しい「ふた型染め」技法による染め物。江戸時代の最盛期には幕府に献上されるほどの産業でしたが、維新後に衰退し、昭和初期に産業として廃絶しました。
高砂染めが絶えてから約100年が経過し、失われつつある高砂染めを再興するプロジェクトが始動。株式会社エモズティラボが、高砂染の研究を進め、二大創業家とともに、高砂染そのものとその技法の復刻に乗り出しました。