情 報
株式会社アイデアスケッチは、5月30日、絵本や詩に合う新書体「つきじへいた」を発売しました。ひらがなとカタカナ各50音があり、価格は3,600円となっています。
「つきじへいた」は明治初期から近代日本における活版印刷を牽引してきた「築地書体」をベースとし、絵本や詩に合う“かわいい文字”として開発された新フォントです。骨格の美しさを活かしながらも複雑な造形をそぎ落とし、現代的な「ミニマルポップ」をテーマにデザインしました。
デザインの元となった書体は、数ある築地書体の中でも「築地体三号太仮名」と呼ばれるもので、ゆったりとしたフォルムが特徴です。この書体の骨格部分を抽出して、細めの一定幅に整え、縦横の線を垂直水平化。筆脈や起筆も簡略化することによって、伝統的な美しさを保ちながら、シンプルで可愛らしい形状に仕上げています。一文字一文字が個性的なデザインであるため、詩などの文字が主役となる作品に向いており、丸くかわいいフォルムは幼児向けグッズにも適合します。
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アイデアスケッチ