情 報
古来、日本人は鬼の存在を信じ、暮らしにも取り入れ、ともに生きてきました。神話・伝説、芸能、小説、マンガ、アニメ、ゲームに至るまで、鬼が登場する創作物は数多く、それだけ、鬼は日本人の心に深く根ざし、その精神世界の形成に大きな影響を与えています。そして、古典や芸能、また新たに江戸時代に起こった読本などを題材とする浮世絵にも、鬼は多く登場します。
本展覧会では、人気の錦絵「百物語」や版本などから鬼に関連する作品を紹介し、鬼才・北斎がどのように鬼を捉え、表現してきたかに迫ります。また、当館初公開の貴重な北斎の肉筆画も展示します。北斎が描くさまざまな鬼が展覧会に集結する迫力ある様をぜひお楽しみください。
■本展の見どころ
◎北斎や門人が描いた鬼にまつわる浮世絵を前期・後期あわせて約145点展示!
作品を通して、鬼才・北斎が鬼をどのように捉え、表現してきたかに迫ります。
◎怖い鬼、哀しい鬼、愛すべき鬼…。
日本における多様な鬼の姿を描き出す、北斎の発想力と筆力をご覧ください。
◎北斎として珍しい能を題材にした肉筆画、葛飾北斎「道成寺図」を当館初公開!
「道成寺図」は本展のために修復を行いました。
(プレスリリースより)
- 会期: 2022年6月21日(火)~8月28日(日)※前後期で一部展示替えを予定、前期 6月21日(火)~7月24日(日)、後期 7月26日(火)~8月28日(日)
- 休館日: 毎週月曜日 ※開館:7月18日(月・祝)、休館:7月19日(火)
- 開館時間: 9:30~17:30(入館は17:00まで)
- 主催: 墨田区・すみだ北斎美術館
- お問い合わせ: 03-6658-8936(9:30~17:30 ※休館日を除く)