情 報
UKIYO-E KURASHIKI /KUNIYOSHIでは、歌川国芳の作品を世界で初めて常設展示し紹介しています。 倉敷美観地区を一望できる旅館を再生した館内には、日本建築と浮世絵が融合した空間が広がります。
歌川国芳(1797-1861年)は、江戸時代末期を代表する浮世絵師の一人で、近年国内のみならず海外でも評価が高まり、多くの人々を魅了しています。江戸日本橋の染物屋の家に生まれた国芳は、15歳の頃に初代歌川豊国の弟子となり、長い下積み時代を経て、30歳を過ぎた頃に中国の伝奇時代小説「水滸伝」を題材にした「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」シリーズで一躍脚光を浴び、「武者絵の国芳」と呼ばれるほどの人気絵師となりました。 その後は武者絵にとどまらず、役者絵や美人画、風景画、ユーモアあふれる戯画など幅広いジャンルを手掛け、独創的な作品を次々と生み出していきました。
倉敷美観地区は、1642年に江戸幕府の直轄地である天領に定められ、交易の中継地として繁栄しました。歴史情緒漂う倉敷の地で、江戸時代に花開いた浮世絵の世界をお楽しみください。
(公式ページより)