情 報
日本郵便株式会社は、魅力ある名作絵画などの 美術品を題材として特殊切手「美術の世界シリーズ」を発行します。第 1 集は「青の世界」がテーマです。
美術の世界シリーズの第一弾は、「青の世界」です。洋の東西を問わず、美術のなかで青は高貴な
色とされ、青色の顔料として用いられたラピスラズリは、高価な素材でした。近代のヨーロッパで青 色の絵の具が化学的に調合できるようになると、世界中に広がりをみせ、葛飾北斎の浮世絵など庶民 向けの絵画にも用いられるようになりました。空や水景だけでなく、遠望した山岳など青のイメージ は風景の中に欠かせないものといえます。
今回は 19~20 世紀の、日本絵画と工芸、ヨーロッパ絵画の中から、青が特徴的な作例を選びまし た。同じ青でも、濃淡の変化や他の色彩との対比によって、まったく異なる表情を漂わせます。季節 や時間によって変化する水面や空気の表情を、東西の芸術家たちはそれぞれの感覚でとらえ、表現し ています。
(プレスリリースより)