特別展 国宝 鳥獣戯画のすべて

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2020年6月1日追記:2020年7月14日(火)から8月30日(日)まで開催予定の特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、展覧会準備を当初の予定通り行うことが難しい状況となったため、会期が変更になりました。

その名は知らずとも、誰もが一度は目にしたことのある、日本で最も有名な絵巻、国宝「鳥獣戯画」。

墨の線のみで擬人化した動物たちや人びとの営みを躍動的に描く、日本絵画史上、屈指の作品です。京都の北西、栂尾の地にある高山寺に伝わった「鳥獣戯画」は、2014年に京都、2015年に東京、2016年に九州の国立博物館でそれぞれ公開され、多くの人びとを魅了しました。

本展は、日本美術の中でも最も魅力的な作品の一つである国宝「鳥獣戯画」を、皆様に広くご覧いただこうとするものです。これまでの展覧会では実現し得なかった、国宝4巻の全場面を一挙公開するとともに、かつて国宝4巻から分かれた断簡5幅、さらに原本ではすでに失われた場面を留める模本の数々も集結します。「鳥獣戯画のすべて」をご覧いただく、史上初のまたとない機会となることでしょう。

あわせて本展では、「鳥獣戯画」の伝わった高山寺中興の祖・明恵上人の魅力に迫ります。生涯にわたって記された夢の記録「夢記」や、詠まれた多くの和歌などからうかがえる人がらは、清澄で高潔な高僧としての側面のみならず人間的な親しみにあふれています。そして、山内の開山堂に安置され、「秘仏」として普段は拝観の叶わない重要文化財「明恵上人坐像」も本展では特別に出品されます。寺外での公開は実に27年ぶりになります。

  • 場所:東京国立博物館 平成館
  • 開催時期:7月14日(火)〜8月30日(日)※ 前期:7月14日(火)~8月10日(月・祝)、 後期:8月12日(水)~8月30日(日)
  • 開館時間:午前9時半~午後5時 ※金曜・土曜は午後9時まで開館、※7月26日(日)~8月9日(日)、8月25日(火)~30日(日)の月曜~木曜、日曜日は午後7時まで開館、※本展への入場は、閉館の60分前まで
  • 休館日:7月20日(月)、8月11日(火)、17日(月)、24日(月)

場 所

東京国立博物館 ( 東京都 台東区上野公園 13-9 )

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