情 報
東京国立博物館 東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で2019年7月3日(水)から10月6日(日)まで初公開します。
本作品は、東京国立博物館が所蔵する名刀の中でも際立った特徴を持つ二口を、凸版印刷のVR技術によって再現を試みました。展示室では見ることが難しい刀剣のディテールを、世界で初めて4K品質で高精細VR化。刀剣のもつ独特の魅力に、VRならではの新しい表現方法で迫ります。
また、VR作品で紹介する国宝刀剣二口が同館本館13室に7月23日(火)から9月29日(日)まで展示され、実物とVR双方を鑑賞することができます。
VR作品『VR刀剣』について
刀剣は長きにわたり大切に守られてきた文化財です。千年に及ぶ歴史の中で形作られた刀剣の技と美しさは、現在も伝承されています。本作品では、東京国立博物館が所蔵する選りすぐりの名品の中から、国宝の太刀「三日月宗近」「岡田切吉房」の二口を比較しながら鑑賞できます。
展示室では見ることのできない、VRならではの刀剣鑑賞が可能に
本作品の製作にあたり、「三日月宗近」「岡田切吉房」を対象に新規で高精細なデジタルアーカイブを実施。取得したデータを用い、VRで刀剣の持つ美しさの再現を試みました。VR上で刀剣を自由に動かしたり、刀剣を大画面いっぱいに拡大して鑑賞したりすることで、刃文の煌めきや地鉄(じがね)の模様など、展示室では見ることができない部分も鑑賞できます。