情 報
セイコーウオッチ株式会社は、国産腕時計を代表する<グランドセイコー>から、小秒針、パワーリザーブ表示つきの新開発手巻メカニカルムーブメント キャリバー9S63を搭載したシリーズを2019年3月8日(金)より国内、海外で順次発売いたします。希望小売価格は750,000円~3,200,000円+税です。数量限定モデルのうち2機種には、ダイヤル(文字盤)に希少な国産漆を用いた漆塗りと高蒔絵を採用し<グランドセイコー>としてのエレガンスを追求いたします。
限定モデル3 機種のうち、18Kピンクゴールドの2モデルには、ブランド初となる日本の伝統工芸である漆芸をダイヤルに採用しました。漆の材料には、生産量が限定され希少性の高い、純国産の漆を使用しています。
産地である、浄法寺(じょうぼうじ)町は岩手県の北部にあり、雫石高級時計工房(※1)とは岩手山を間に対峙した地となります。国産漆は海外産漆に比べ、乾きが遅く、扱いが困難ですが、耐久性・耐光性に優れています。ダイヤルは、岩手山の山肌を彷彿とさせるパターンが透けて見える、透漆(すきうるし)ダイヤル(SBGK002)と、奥行きと深い艶のある黒漆ダイヤル(SBGK004)の2種類で、柔らかな印象を与える丸みを帯びたダイヤルに、均一に漆を塗布することは漆芸の技量が要求されます。それぞれGSのブランドロゴ、12と6のアラビア数字、10か所のインデックスに、金沢の漆芸家・田村 一舟(たむら いっしゅう) 氏(※2)が、加賀漆芸の精華ともいえる繊細さと力強さを併せ持った高蒔絵(※3)を施し、グランドセイコーらしい立体的で精緻な表現となってます。
限定モデルSBGK005は、岩手山パターンを配した気品のあるグランドセイコーブルーのダイヤルが特徴です。裏ぶたのサファイアガラスには、青色の獅子の紋章をあしらいました。また、当モデルだけの特別仕様として、裏から見ることができるムーブメントにはブルースチール(※4)のねじを採用し、時計の表裏両面で青色の世界を楽しめます。
(プレスリリースより)