情 報
県立歴史と民俗の博物館では、平成31年3月16日(土)から5月6日(月・振休)まで、特別展「東国の地獄極楽」を開催します。
地獄と極楽の観念は、仏教における死後の世界観として古来人々の関心を集めてきました。戦乱や天災に幾度となく見舞われた時代の人々は、常に死を意識せざるを得なかったでしょう。人は「死後どうなるのか」ということに心を傾けました。その中で
育まれたのが、苦しみ多き娑婆(しゃば)世界を厭(いと)い、極楽浄土を求める浄土信仰の美術です。時代状況の変化に伴い、浄土信仰やそれにまつわる絵画・彫刻作品は多彩な展開を見せます。
本展では、中世以降の東国において人々が、地獄極楽といった死後の世界とどう向き合ってきたのかを、埼玉県に関わりの深い美術品や歴史資料を中心に探ります。
- 会期:平成31年3月16日(土)~5月6日(月・振休)
- 開館時間:9:00~16:30(観覧受付は16:00まで)
- 休館日:月曜日(ただし3月25日、4月29日、5月6日は開館)
- 観覧料:一般600円、高校生・学生300円、20名以上の団体は一般400円、高校生・学生200円、※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方(付添1名含む)は無料
- 会場:埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展示室、季節展示室