情 報
本展は、平成31年が鎌倉幕府第3代将軍源実朝(1192~1219)の没後800年にあたることを記念し、実朝の肖像作品をはじめとして、その信仰や芸術に関する資料などを、一堂に展観するものです。
建仁3年(1203)に12歳の若さで鎌倉幕府の第3代将軍に就任した実朝は、当初は祖父・北条時政や母・北条政子らに補佐・後見されていましたが、成長に伴い主体的に幕政に関与するようになります。
近年の研究の成果により、従来の実朝に対する「政治や武芸に関心を持たず、和歌をはじめとする京都の文化に耽溺した文弱の将軍」というイメージは、見直されつつあります。
本展は、実朝の命日にあたる1月27日を含む期間での開催となります。実朝終焉の地である鶴岡八幡宮境内に位置する当館において、実朝や彼の生きた時代へのご理解を深めていただければ幸いです。
(公式ページより)