情 報
『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』は、東京国立博物館東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で上演されるVR作品。
本VR作品は、尾形光琳筆の重要文化財「風神雷神図屛風」と、その裏に描かれた酒井抱一筆の重要文化財「夏秋草図屛風」のオモテとウラの関係性に隠された秘密を探る作品です。
尾形光琳が描いた「風神雷神図屛風」には裏面がありました。それは江戸時代後期の絵師、酒井抱一の晩年の最高傑作「夏秋草図屛風」です。抱一は光琳を自らの師として仰ぎ、長年に渡って憧れを抱き続けましたが、61歳頃に「風神雷神図屛風」の裏にこの作品を描くよう依頼を受けます。
自然に翻弄され、雨に濡れ風に揺れる繊細な草花を描いた「夏秋草図屛風」に託した抱一の想いをひも解き、屛風のオモテとウラの関係に隠された秘密に迫ります。
2018年1月リニューアルオープン後の第1弾作品として上演され、「映像の美しさにビックリした」「二つの作品を透かして、重ね合わされたとき、見事で感動した」「夏秋草図屛風の銀の再現が鮮やかですばらしい」など高評価を得て、今回再演することが決定。