情 報
「モダン美人誕生 岡田三郎助と近代のよそおい」展は、ポーラ美術館で開催される、「美人イメージ」の原点を探る展覧会。
明治から昭和初期にかけて、日本ではファッションや美意識に大きな変革が起こりました。そうした時代に、人々が憧れる理想的な「美人イメージ」誕生に大きな役割を果たしたのが、生誕150年を迎える洋画家の岡田三郎助(1896-1939)です。明治末頃から大正にかけて、画家たちはデザイナーやクリエイティブディレクターの役割も担い、百貨店や雑誌とともに、最新の流行を創り出していました。中でも岡田は日本初の美人写真コンテストにも携わり、女性のよそおいを繊細な完成で捉え、新しい美人像を次々と生み出していったのです。
本展では、近代の女性のよそおいや美意識の変遷を、岡田ほか藤島武二、鏑木清方などの絵画や、ポスター、化粧道具など計約200点の作品で辿りながら、岡田が女性たちの生き方に寄り添い、新時代の「美」を紡ぎ出していった様子をご紹介します。
- 出品点数:絵画約40点、化粧道具類約100点、着物約10点、ジュエリー約20点に、ポスター・雑誌・写真などを加え計約200点
- 開館時間:9:00~17:00(最終入館は16:30)