平貞文(たいらのさだふみ)

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平 貞文(たいら の さだふみ/さだふん、貞観14年(872年)? - 延長元年9月27日(923年11月8日))は、平安時代中期の貴族・歌人。名は定文とも記される。桓武天皇の玄孫。右近衛中将・平好風の次男。官位は従五位上・左兵衛佐。中古三十六歌仙の一人。一般に平中(へいちゅう/へいぢゅう)と呼ばれた。

紀貫之・壬生忠岑・凡河内躬恒といった『古今和歌集』の撰者らと交流があった。延喜5年(905年)および翌6年の『貞文家歌合』など歌合を少なくとも3回主宰したことが知られている。家集は伝わっていないが、『古今和歌集』(9首)以下の勅撰和歌集に26首が入集している。歌物語『平中物語』は平中を主人公としたものである。

色好みとしても有名で「在中・平中」として在原業平と並び称されるほどだった。後に芥川龍之介は『好色』でこの平中を描いているほか、谷崎潤一郎も『少将滋幹の母』の中で重要な登場人物として平中を描いている。

(Wikipediaより)

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