情 報
日比谷図書文化館で特別展「大正モダーンズ~大正イマジュリィと東京モダンデザイン~」が開催されます。同展では、大正~昭和初期にかけて、マスメディアの発達、印刷技術の革新により生み出された、書籍、雑誌、パンフレット、絵はがき、広告など、「イマジュリィ」と呼ばれる大衆的な複製印刷物を紹介します。
イマジュリイに伴い出版界が隆盛したこの時代は、キネマ(映画)、演劇、音楽、カフェ、モダンファッションなど、様々な大衆文化が花開いた時代であり、銀座をはじめとする東京がその中心であったとも言われます。商業デザインという概念が生まれたのもこの頃で、杉浦非水はその先駆けと呼ばれ、竹久夢二や小村雪岱など、多くの人気画家たちが小説や雑誌の挿絵、書籍の装幀を手がけました。
同展は、千代田区が東京ステーションギャラリーと共催で開催する「夢二繚乱」(2018年5月19日~7月1日)と連動して開催され、竹久夢二の生きた大正時代のデザインを紹介するものです。雑誌や装幀、パンフレットやパッケージデザインなど、いまなお清新な輝きを放つ大正〜昭和初期にかけての様々なグラフィック・デザインを紹介します。
開催概要
- 会 期:2018年6月8日(金曜日)~2018年8月7日(火曜日)
- 休館日 6月18日(月曜日)、7月16日(月曜日・祝日)
- 観覧時間:平日 午前10時~午後8時、土曜日 午前10時~午後7時、
- 日曜日・祝日 午前10時~午後5時(入室は閉室の30分前まで)
- 会 場:千代田区立日比谷図書文化館 1階特別展示室
- 観覧料:一般300円、大学・高校生200円