情 報
国立歴史民俗博物館が正倉院古文書の約800巻の完全複製を目指し、1981年から長期事業として継続するプロジェクト。2017年度現在、「続々修第12帙」まで撮影が進行し、全体の約半分の400巻を完成しています。
複製される正倉院文書は、1300年前の日本最古の紙史料群。東大寺の正倉院に伝えられ、当時の文書がこれだけまとまって残っていることは、世界にも類をみない貴重で奇跡的な状況。
複製製作、データ化を進めて約40年あまり、長期事業を安定的に行うことは非常に困難であり、いずれは朽ち果ててしまう貴重な文書を保存する事業を今後も継続していくために、クラウドファンディングプロジェクトを開始することとなりました。
複製化された正倉院古文書は、文書が作成された時代についての新たな研究材料となるほか、一般にも公開される機会も期待されます。
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