木目込み雛人形「初音ミク雛」

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情 報

木目込み雛人形「初音ミク雛」は、伝統工芸品の木目込み雛人形を制作している、大正8年創立の真多呂人形が制作した、ボーカロイドキャラ「初音ミク」の雛人形。

以下プレスリリースより

 「3分間見つめてください。」

プロジェクト開始当初、頭部はフィギュアで作成し、木目込み人形のボディにしつらえるという計画もありました。しかし、クリプトン・フューチャー・メディアとの打ち合わせを重ね、最終的に真多呂らしい伝統的な木目込み人形をベースに初音ミクを表現することとなりました。

初音ミクをよくご存じの方は、イラストやフィギュアとは異なるお顔に一瞬たじろいでしまうかもせれません。それこそ、まさに今回のミクの狙いでした。

まずは、3分間見つめてください。

長い時間をかけて研究・洗練されてきた伝統工芸品の表情には、眺めれば眺めるほど引きこまれる、不思議な趣深さがあることに気づくはずです。

ミクらしさの表現

初音ミクの躍動感のあるダンスをイメージした立ち姿、ツインテールの髪型とエメラルドグリーンの髪色、初音ミクをイメージした十二単の色合わせ・・・。

本来の雛人形は時代考証を踏まえ意匠を決定するものですが、「初音ミク雛」は伝統的な意匠の中に、初音ミクらしさを随所に取り入れ表現をしています。

男雛がいない おひなさま

雛人形は、男雛女雛が対となっているのが一般的な形式です。雛人形は元来、女の子自身の将来の姿を表しており、男女ペアのおひなさまに美しさと幸せな結婚という姿を重ね、将来の幸せを願う・・という意味が込められているからです。

価値観が変わり幸福のカタチが多様化した今、真多呂人形は「女雛のみの雛人形があっても良いのではないか」と考えました。

現代芸能のアイコンとも言える初音ミクを表現した雛人形は、あえて男雛をおかないことで、自立した女性が夢を叶える姿を象徴したともいえます。

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