大好きな絵師のひとりです
情 報
葛飾 応為(かつしか おうい、生没年不詳)は、江戸時代後期の浮世絵師。葛飾北斎の三女。応為は号(画号)で、名は栄(えい)と言い、お栄(おえい、阿栄、應栄とも)、栄女(えいじょ)とも記された。
北斎には二人の息子と、三人の娘(一説に四人)がいた。三女だった応為は、3代目堤等琳の門人・南沢等明に嫁したが、父譲りの画才と性格から等明の描いた絵の拙い所を指して笑ったため、離縁されてしまう。出戻った応為は、晩年の北斎と起居を共にし、作画を続け、北斎の制作助手も務めたとされている。応為は不美人で顎が出ていたため、北斎は「アゴ」と娘を呼んでいたという。なお、北斎の門人・露木為一による『北斎仮宅写生図』に、北斎と応為の肖像が描かれている。