開拓使は、蝦夷[えぞ]地の開拓をつかさどるため、明治2年(1869)7月8日、政府の行政機関として設置された。その後、幾多の変遷をへて、その庁は、明治5年(1872)9月14日、札幌本庁と改称された。これより先、同年7月より、現在の北海道道庁構内を含む西4丁目から西8丁目までと、北1条から北6条までを敷地と定めて本庁舎新築の工事をおこし、翌明治6年(1873)10月29日、本庁舎と付属建物が完成したが、明治12年(1879)1月17日の火災で焼失した。明治15年(1882)2月8日、開拓使は廃止され、3県1局時代をへて、明治19年(1886)1月16日、新たに北海道庁が設けられ、同年7月15日、本庁舎新築の工事をおこし、明治21年(1888)12月14日に完成した。その敷地は、開拓使札幌本庁跡を縮小継承している。本庁舎は、明治42年(1909)1月11日の火災によって内部と屋根を焼失したが、外壁はそのまま残り、改変を加えて今日に及んでいる。
( 文化遺産オンラインHPより https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/189962 )
写真は
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